法人で車を使用する場合は購入よりもカーリースの方が良い場合が結構あります。
本記事ではカーリースについてまとめていきます。
これからカーリースを検討している方は参考にして下さい。
社用車を購入するかカーリースにするかの判断として
まずカーリースを簡単に説明すると一般的には契約期間中に車を借りて契約満了時に返却するか、買い取るか、契約期間を延ばすかの選択になります。
※例外もあります
会社で車を使用する時に購入するかカーリースにするか迷う場合があると思いますが、カーリースの方が良い場合と購入の方が良い場合があるので以下を参考にして下さい。
具体例を挙げると荷物をあまり積まなくて会社の近場しか走らない様な営業車や役員車の場合はカーリースの方が向いていると言えます。
具体例を挙げると現場仕事で使用する様な車の場合は購入の方が向いている場合があります。
ただカーリースの場合は長期契約(7年の所が多い)をすると契約終了時にそのまま車をもらえるプランがある所もあります。なので契約中はリース代を全額経費に計上しながらシンプルな経理で車を購入する事も可能です。
また緑ナンバーの車は基本的にカーリースは対応してないので購入の一択になります。
※黒ナンバーはカーリースでも対応している所もあるので後で紹介します
法人に適した契約方法について
カーリースには契約方法として「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」があり、またメンテナンスパックの有無で「ファイナンスリース」と「メンテナンスリース」があります。
これから個々に対して説明し、法人に適した契約方法を案内していきます。
オープンエンド方式とクローズドエンド方式について
カーリースの契約方法として「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」がありますが簡単に説明すると契約終了時の残価の責任を顧客が行うかカーリース会社が行うかで以下の違いがあります。
基本的にはクローズドエンド方式がおすすめですが、カーリースの契約終了時に車をもらえるプランならオープンエンド方式となります。
ファイナンスリースとメンテナンスリースについて
メンテナンスパックの有無で「ファイナンスリース」と「メンテナンスリース」がありますが料金に含まれる内容に以下の違いがあります。
車を使用しているだけで細かな事にお金がかかるのでその分経理の処理も手間がかかってしまいます。なので法人でカーリースを利用するならメンテナンスリースがおすすめです。
法人向けカーリースのおすすめランキング
これからおすすめのカーリースを紹介します。
ランキングとして法人向けとしておすすめ度が高い順に並べてあります。
【法人向けカーリース会社のランキング表】
サービス名 | 取扱車種 | 契約期間 | 距離制限 (月間) | もらえるプラン | 黒ナンバー |
定額カルモくん | 国産メーカー 全車種 | 3~7年 (1年単位) | 500km 1,000km 1,500km 2,000km 2,500km | 有り | 可 |
ニコノリ | 国産メーカー 全車種 | 1~9年 (1年単位) | 相談可能 | 有り | 可 |
カーコンカーリース | 国産メーカー 全車種 | 3年 5年 7年 9年 11年 | 2,000km | 有り | 不可 |
オートフラットBiz | 国産メーカー 全車種 | 相談可能 | 相談可能 | 有り | 不可 |
KINTO | トヨタ車 レクサス車 ※一部車種 | 3年 5年 7年 | 1,500km | 無し | 不可 |
個々のカーリース会社について簡単にまとめます。
定額カルモくん
定額カルモくんは法人向けのカーリースとしては最もバランスのとれたサービスだと言えます。
取扱車種 | 国産メーカー 全車種 |
契約期間 | 3~7年 (1年単位) |
距離制限 | 500km 1,000km 1,500km 2,000km 2,500km |
もらえるプラン | 有り |
黒ナンバー対応 | 可 |
詳細は↓
ニコノリ
ニコノリは御存知の方もいると思いますが「ニコニコレンターカー」や「ニコニコ車検」を運営する会社が経営しています。
取扱車種 | 国産メーカー 全車種 |
契約期間 | 1~9年 (1年単位) |
距離制限 | 相談可能 |
もらえるプラン | 有り |
黒ナンバー対応 | 可 |
詳細は↓
カーコンカーリース
カーコンカーリースはカーメンテナンスショップのカーコンビニ倶楽部が運営しているカーリースです。
取扱車種 | 国産メーカー 全車種 |
契約期間 | 相談可能 |
距離制限 | 相談可能 |
もらえるプラン | 有り |
黒ナンバー対応 | 不可 |
詳細は↓
オートフラットBiz
オートフラットBizはガソリンスタンドの出光興産が取り扱っている法人向けのカーリースのサービスです。
取扱車種 | 国産メーカー 全車種 |
契約期間 | 相談可能 |
距離制限 | 相談可能 |
もらえるプラン | 有り |
黒ナンバー対応 | 不可 |
詳細は↓
KINTO
KINTOはトヨタが展開する「車のサブスク」です。
社用車としてトヨタ車とレクサス車しか使用する予定がないなら最もコスパが良いのがKINTOです。
他のカーリースと違ってもらえるプランはありませんが車検代はもちろんのこと、自動車保険までコミコミです。特に定期的に乗り換える様な営業車や役員車として利用するなら適しています。
取扱車種 | トヨタ車 レクサス車 ※一部車種 |
契約期間 | 3年 5年 7年 |
距離制限 | 1,500km |
もらえるプラン | 無し |
黒ナンバー対応 | 不可 |
詳細は↓
カーリース会社を選ぶ時に重視するポイント
カーリース会社を選ぶ時のポイントとして以下の点を確認するとよいです。
本記事で紹介しているカーリース会社は法人として使い勝手が良い所を厳選していますが、特に上記の点を重視しています。これから個々について説明していきます。
料金
料金は安い事に越したことはありませんが、料金が極端に安い場合は車にかかる維持費が結構抜けている場合があるので確認しておきましょう。
法人がカーリースのメリットを最大限に活かすならメンテナンスリースを選択し車にかかる維持費(車検代、自動車税、消耗品等)は出来るだけ含んでいるプランの方がよいです。
また契約年数や距離制限によっても違ってきますので料金を比較する場合は必ず全ての内訳を確認しながら比較しましょう。
契約期間と走行距離の選択肢の多さ
カーリース会社によって一番差があるのは契約期間と走行距離の選択肢の多さです。
使用する予定の車がどの位走行距離が見込まれるのかを想定して契約しましょう。また契約期間もよく考えてどの位で乗り換える、あるいはそのままもらえるプランにするのか考えてから契約しましょう。
選べる車種の多さ
会社で必要な車種がカーリース会社で取り扱っていないとたくさんのカーリース会社と契約しなければいけなくなって管理が大変になってしまいます。
なので会社に必要な車種をピックアップしてカーリース会社に取り扱いがあるか確認しておきましょう。
自動車保険の対応
カーリースはサービスによって自動車保険(任意保険)を取り扱っている所と取り扱っていない所があります。
法人の自動車保険は少し複雑なので補償内容をよく確認してから契約しましょう。
自動車保険は別で契約したいという方は下の一括見積を利用するとよいでしょう。
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タイヤ代の対応
メンテナンスリースにはタイヤ代を含む場合と含まない場合もあるのでよく確認しましょう。
またスタッドレスタイヤに対応できる所と出来ない所もあります。
本記事で紹介しているカーリースはスタッドレスタイヤの対応可の所が多いですが、もしタイヤをプランに含めないのならタイヤ専門通販サイトなら手軽に安く買う事も可能です。
法人がカーリースを利用する場合のメリット・デメリット
カーリースには当然メリットとデメリットがあるのでまとめます。
ただカーリースは元々法人用として生まれたサービスなのでデメリットよりもメリットの方が大きい言えます。
メリット
メリットをまとめると以下の通りです。
全額経費計上出来る
先述しましたが法人がカーリースを利用する最大のメリットは車にかかる経費をほぼリース代としてまとめられるので経理が楽になる上に節税対策にもなる点でしょう。
メンテナンスリースにしておけば消耗品等で細かな伝票が出てくる事もほぼ無いので無駄な仕事が減らせる様になります。
まとまった金額を用意する必要が無い
車を購入するとなるとまとまったお金が必要になる上に使ったお金を全額経費計上出来ないのでキャッシュフロー的にもあまり良いとは言えません。
カーリースにすればまとまったお金を用意する必要が無いですし、リース代を経費として全額経費計上出来るので購入よりもキャッシュフローが良いと言えます。
「わ」ナンバーではなく所有車の様に使用できる
カーリースは「わ」ナンバーではないので見てくれもよいです。
※希望ナンバーも可能
また新車でカーリースを始める場合は購入する時と同じ様にグレードや色やオプションの選択まで出来ます。
乗り換えを手軽に行える
例えば営業車や役員車の様に会社のイメージを良くさせる為に定期的な乗り換えをしたい場合はカーリースなら手軽に行えます。
購入した場合は不要になった車をどこかに売らなけれならないのでその分手間が多くなってしまいます。
デメリット
デメリットをまとめると以下の通りです。
契約満了時にお金がかかる場合がある
カーリースは借り物なので当然返す場合もあります。
※もらえるプランにした場合は距離制限や違約金を気にする必要はありません
デメリットとして返却する時に違約金等のお金がかかる場合があります。
距離制限がある
先述しましたがカーリースの距離制限を超えてしまっていると距離超過分として請求される場合があります。目安として1kmあたり5~10円位が相場となっています。
なので契約時に走行距離特に注意する必要があります。
支払い総額が購入よりも多くなる
カーリースを利用する以上基本的には購入よりも割高になります。
ただし先述した通り経理がシンプルになったり経費計上出来る金額も多くなるのでどちらの方が損か得になるのか一概には言えません。
購入や売却する時の手間を考えてカーリースにするかどうかを考えましょう。
まとめ
では最後にポイントをまとめます。
メリットとデメリットを知りながらポイントを抑えてカーリース会社を選びましょう。
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