タイヤを買い替えるとタイヤ代だけでなく取り付けるまでに様々な工賃がかかってしまいます。
タイヤを買い替えた事がある方なら分かると思いますが、タイヤ代とは別の工賃が高くて驚いた事がある方は決して少なくない筈です。
なのでタイヤを買い替える場合はタイヤ代だけでなく業者の工賃を比較する事や作業内容について知る事も重要です。
作業内容を知る事によって不要な作業を取り除いてタイヤ交換全体の費用を抑える事も可能です。
本記事ではタイヤ交換を行う時にかかる工賃についてまとめます。
本記事では1についての内容をまとめます。
タイヤ交換にかかる費用をなるべく抑えたい方は参考にして下さい。
タイヤ交換費用の相場は?カー用品店で比較
それではまずタイヤ交換費用の相場を知って頂く為に店舗数の多いカー用品店で比較します。
【タイヤ交換費用の比較表】
オートバックス | イエローハット | タイヤ館 | ||
タイヤ組み換え | 1,100円~ | 1,100円~ | 1650円~ バランス調整込み | |
バランス調整 | 1,100円~ | 1,100円~ | ||
エアバルブ交換 | 275円~ | 300円~ | 550円 | |
窒素ガスの充填 | 550円~ | 550円~ | 550円 | |
使用済みタイヤの廃棄 | 250円~ | 250円~ | 550円 | |
1本当たりの合計工賃 | 3,275円~ | 3,300円~ | 3,300円~ | |
4本の合計 | 13,100円~ | 13,200円~ | 13,200円~ |
※作業内容については後述します
単純に最低料金の工賃だけで比較するとオートバックスが一番安いですがどこも大差はありません。タイヤ交換に関わる全ての作業を行った場合は1本当たり3,300円前後、4本で13,000円前後が相場だと言えます。
注目すべき点はタイヤ館の場合はタイヤ組み換えとバランス調整の料金が込みになっていて、オートバックスとイエローハットよりも安いので他の作業を除く事によって工賃その物は結構安く出来ます。
ただ工賃だけでなく総合的にタイヤ交換を安くするならタイヤ代を比べる事も重要です。
タイヤ交換は比較表で示した通り様々な作業内容が含まれます。何も伝えずにタイヤ交換を頼む場合は全ての作業を行われてしまう場合があるので要注意です。
不要だと思った作業を除けば安くする事も可能です。
次にタイヤ交換の作業内容について説明します。
タイヤ交換費用の内訳
タイヤ交換には主に以下の作業内容があります。
個々についての作業内容を説明します。不要な作業だと思ったら取り除く事によって交換費用を安くする事が出来るので参考にして下さい。
タイヤ組み換え
タイヤ組み換えは古いタイヤをホイールから外して新しいタイヤに組み込む作業なのでタイヤ交換時には必ずかかる費用です。
タイヤは結構硬い物なので人力だけでは容易に組み込む事が出来ません。基本的にはタイヤ組み込み専用の機械を使います。
余談ですが極端な扁平タイヤ(45以下等)だと作業が難しくなり下手な人が行うとタイヤやホイールにキズが付いてしまう場合もあるので特に扁平タイヤの場合は頼む業者には注意しましょう。
バランス調整
バランス調整はタイヤの回転を安定させる為にホイールにおもりを付けてバランスを取る作業です。
バランス調整専用の機械でタイヤを回転させて軽い部分におもりを付けてますが、おもりには2種類あってホイールの際におもり打ち込むタイプ(スチールホイールに使われる事が多い)と、おもり付のテープをホイールの面に貼るタイプ(アルミホイールに使われる事が多い)があります。
画像引用元:こだわりのタイヤ作業 バランス調整作業|タイヤ館
バランス調整を行う事によって走行が安定する事と溝の片減りを抑制する効果があるので、基本的にはタイヤ交換時には行った方が良い作業です。
エアバルブ交換
ホイールにある空気を入れる部分をエアバルブと言います。エアバルブの内側はゴムで出来ているので経年劣化するとエアー漏れを起こしてしまう場合があります。
なので特に年数が経ったタイヤを交換する時はエアバルブも交換した方が無難です。後で行うとタイヤを外して交換する様になるので工賃が余計にかかってしまう可能性もあります。
エアバルブの寿命は2~3年と言われいるので、例えば新車を買ってから純正タイヤが気に入らなくてすぐにタイヤ交換をした場合等は交換する必要はありません。
窒素ガスの充填
タイヤにはエアー(空気)を入れますが通常の空気だと水分が含まれていて温度によって縮小、膨張して空気圧が低くなったり高くなったりしてしまう場合があります。
「窒素ガスの充填」とは100%窒素を使用する為、水分が含まれずに空気圧が安定する効果があります。
窒素ガスの補填は不要派と必要派の方に分かれるので必ず行わなければいけない作業ではありません。
使用済みタイヤの廃棄
タイヤ交換を行うと古いタイヤはいらなくなりますが、タイヤは基本的は粗大ごみ等で処分する事が出来ません。
なので一般的にはタイヤ交換を行ってもらった業者にタイヤの廃棄代を払って処分してもらいます。
ただし交換したタイヤが古いタイヤではなく新しい場合(特に3年以内で溝が十分ある場合)は処分するよりも売った方が良い場合もあります。
不要になったタイヤ・ホイール・パーツを売るなら↓
持ち込みタイヤの交換する時の注意点として
持ち込みタイヤを業者で交換してもらう理由として以下のパターンが多いでしょう。
持ち込みタイヤの場合、基本的にはどの業者に頼んでも割高になってしまう事が結構あります。
タイヤ館の場合は持ち込みは脱着(履き替え)以外は断る店舗が多い様です。
またオートバックスもサイトを見ると以下の様に表現しています。
他店で購入したお持ち込みのタイヤ・ホイール交換は別料金となることがあります。詳しくは店舗にご相談ください。
なので知人からもらった等の場合は仕方ないとしても、通販でタイヤだけを買って持ち込んで交換してもらうという事はやめた方がいいです。
せっかくタイヤを安く買ったとしても工賃が高くなって合計金額が高くなってしまえば全く意味がありません。
ちなみに総合的にタイヤを安く買い替えるならカー用品店よりもタイヤ専門の通販サイトで買う方が安くなる場合もありますしメリットがたくさんあります。
実店舗でタイヤを買い替える時にありがちな「欲しいと思っていたタイヤの在庫が無くてやむを得ず他のタイヤに妥協」「待たされる」という煩わしい事がありません。
なのでタイヤを安く交換するならタイヤ専門通販サイトがおすすめです。
まとめ
では最後にポイントをまとめます。
タイヤの交換費用は決して安くはないので安くなる様に工夫しましょう!
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