ホイールにタイヤが組み込まれた状態なら自分でタイヤ交換を行う事は可能です。
実際に冬になるとスタッドレスタイヤに履き替えなければならない様な地域では自分でタイヤ交換する人は結構見かけるのではないでしょうか?
ただしタイヤ交換を自分で行った場合、もし失敗した時は自己責任となりますので自分で行う場合のリスクも考えておくべきです。
本記事ではタイヤ交換を自分で行うか業者に頼もうか迷っている方に対して判断出来る様に以下の内容をまとめていきます。
タイヤ交換を自分でしようかどうか迷っている方は参考にして下さい。
タイヤ交換を自分でしないほうがいい人の例
タイヤ交換を自分でしないほうがいい人の例は以下の内容に当てはまる方です。
絶対という訳ではありませんが、上の内容に当てはまる様な方は業者に行ってもらった方が無難でしょう。
作業スペースがない人
タイヤ交換を自分で行う為には作業スペースが必須です。
最低でも車の外周よりも1m位のスペースを確保出来ない様であれば満足に作業が出来ないので、タイヤ交換は自分でしないほうがいいでしょう。
具体例を挙げると賃貸の集合住宅に住んでいて自由に使用できるスペースが駐車場だけで、駐車スペースそのものが狭い場合は業者に持ち込んでタイヤ交換をした方が無難です。
道具や工具を最低限で済ませようとする人
タイヤ交換はジャッキとレンチさえあれば可能なので、車に元々備え付けらているジャッキとレンチでお金をかけずに行う事も可能です。
ただしタイヤ交換を安全に行う為には備え付けの物だけでは不十分なので、工具や道具を買い揃える事に対して抵抗がある方なら、自分で行わずに業者に行ってもらった方がよいでしょう。
自己流で行ってしまう人
おそらく本記事にたどり着いている様な方なら問題無いと思いますが、例えばDIYで何かを作ったりする時に説明書やマニュアルを読まずに自己流ですぐに作業を行う様な人はタイヤ交換は自分でしないほうがいいと言えます。
何故かと言うとタイヤ交換は正しいやり方で行わないと、部品を壊してしまったり、走っている時にタイヤが外れる等の危険性があるからです。
ボルト式の車や高額な車に乗っている人
国産車のタイヤやほぼナット式ですが、一部の国産車や一部の輸入車はボルト式の物もあります。
ボルト式の場合はナット式と違って作業が大変なので業者に行ってもらった方が無難です。
またボルト式の車は高額な国産車か輸入車なので、作業中にミスして車にキズ付けてしまったり、部品を破損させてしまった場合は修理代が高くなってしまったり、また部品の取り寄せに時間がかかる場合も結構あるので自分でしないほうがいいでしょう。
タイヤ交換を自分で行った為に部品等壊してしまった場合は自己責任となり高くついてしまう場合があるので、高額な車や輸入車等は自分で行う事はおすすめしません。
タイヤ交換を自分で行っても問題無い人の例
タイヤ交換を自分で行っても問題無い人の例は以下の内容に当てはまる方です。
全て当てはまる方は自分でタイヤ交換を行っても問題無いと言えます。
作業スペースがある
十分な作業スペースがあってタイヤを保管している所からあまり離れていなければタイヤ交換を自分で行っても苦ではありません。
作業スペースは車の外周よりも1m以上広い様なアスファルトやコンクリート等の硬い地面であれば十分です。
具体例を挙げると一戸建ての住宅で駐車スペースとしてガレージやカーポートがある方です。
道具や工具を揃える事に対して惜しまない人
タイヤ交換を安全に行う為には、工具や道具を色々と揃える必要があります。
先述しましたが、車に備え付けてある様なパンダグラフジャッキやレンチだけでタイヤ交換を行う事はおすすめしません。あくまでも応急用としてスペアタイヤに履き替える時だけにした方がよいでしょう。
タイヤ交換を自分で行う方は、降雪地域に住んでいる人が多いと思いますが、年間で2回以上は行う事が多いので工具や道具はしっかりと揃えてなるべく安全に早く行える様にした方がよいです。
よく確認をする人
タイヤ交換を自分で行う場合、重要な事として、とにかくよく確認する事です。
タイヤ交換は確認さえ慎重に行えば失敗したり、危険な目に合う事はあまりありません。
自分でタイヤ交換を行う場合の危険性と失敗例
タイヤ交換は間違った方法で行うと交換中に車の一部を壊してしまったり、ケガのリスクもあります。また交換した後にもタイヤが外れる可能性も0ではありません。
よくある失敗例や危険性についてまとめていきます。
ジャッキをかけてはいけない所にかけて部品を破損
タイヤ交換を行う為には必ずジャッキアップしますが、ジャッキアップは車の一部分に重さがかなりかかるので正しい所にジャッキをかけないと車の重さに負けて変形させてしまう可能性があります。
もし部品を破損させてしまったら、修理代がかなりかかってしまいます。
ジャッキアップをしている時に車体が落下
ジャッキは決して安定感がある物ではありません。また地面の状態やジャッキをかける場所によっても安定感がかなり違ってきます。
ジャッキアップをしている時に車体が落下してしまったら大けがの危険性もありますし、タイヤを外している状態で落下したら車体が直接地面に着いてしまうのであらゆるパーツがダメージを受けてしまいます。
ネジ山を傷める
タイヤはホイール付きとなるとそれなりに重さがあるので、タイヤを外したり入れたりする作業の時にボルトを擦ってしまうとネジ山が傷んでしまう場合があります。
ネジ山が傷んでしまうとナットが回らなくなり十分に締められなくなってしまう場合があります。
ナットがなめる
ナットを回す時はレンチを使用しますが、レンチがナットにしっかりとハマっていない状態で無理に回すとナットがなめて(ナットの角が丸まる)しまう場合があります。
ナットがなめてしまうと十分に締められなくなったり、ナットを外せなくなってしまう場合があります。こうなってしまうともう自分でどうにも出来なくなり、業者に交換してもらう羽目になります。
ボルトを折る
ボルトはそれ程丈夫な物ではありません。よくある例としてタイヤ交換を行う度に締め過ぎて段々と金属疲労を起こして何回かタイヤ交換をしている内にボキッとボルトが折れてしまう事もあります。
1本でも折れてしまったら危険なのですぐにボルトを交換する必要があります。
ナットの締め加減が悪くて走行中にタイヤが外れる
タイヤ交換を自分で行う時に難しいのは締め加減でしょう。
トルクレンチを使用すれば簡単ですが、使用していない人の場合だと緩すぎていたり、締め過ぎている場合があります。
緩すぎるとタイヤが外れやすいという事は容易に想像出来ると思いますが、実を言うと締め過ぎても緩みやすくなる場合もあります。
つまり締め加減を適正に行わないと走行中にタイヤが外れてしまう危険性があります。
業者に行ってもらうなら?
ここまでを読んで頂いて「タイヤ交換を自分でしないほういい」と判断された方は業者に行ってもらうと思いますがタイヤ交換は以下の様な所にタイヤを持ち込む事によって行ってくれます。
ホイールが付いた状態での4本のタイヤ交換の相場は2,000~6,000円位です。特にガソリンスタンドの場合は安い所と高い所の差が激しいので事前に値段は確認しておいた方がよいでしょう。
まとめ
最後にポイントをまとめます。
本記事を読んで頂いてタイヤ交換を自分で行った方がよいか、業者に行ってもらった方がよいか判断出来たら幸いです!
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