運転が上手い下手の感じ方は人によって解釈が違うと思いますが、本記事で言う運転の上手い下手は以下の様に定義します。
運転が下手な人=隣に乗っててヒヤヒヤする
人に運転してもらった時に、本当に下手だと感じる場合は一度乗っただけで「もうこの人の運転で二度と乗りたくない」と思ってしまいます。その様に思うのはいくつか共通点があります。これから運転が下手だと思う人の特徴を挙げて上手い人ならどの様に運転しているのかを挙げていきます。
もし下手な人の特徴に当てはまる運転を行っている傾向があるなら、隣に乗っている人はヒヤヒヤしているかもしれません。もし職場、仲間内等で「自分が運転する」と立候補したにも関わらず断られた場合はこれから挙げる「運転が下手な人の特徴」に当てはまっているかもしれません。
なぜ危険なのか?運転が上手い人ならどの様に運転しているのかも説明していきますので「安全運転を行いたい」「運転が上手い」と思われたいのなら是非最後までお読みください!
運転が上手い人と運転が下手な人の見分け方はブレーキングで分かる
運転が上手いか下手か分かりやすいのはブレーキングです。下手な人の場合はブレーキを踏むタイミングが遅い傾向があります。タイミングが遅いからこそ急に強く踏む傾向があり、踏んだ時にまずガクンとなり隣に乗っているとそれだけでヒヤヒヤしてしまいます。
そして止まる時でも一定に踏み続けている為ガクンとなります。下手な人の場合はこうなる頻度がとても高い為、隣に乗っているとブレーキの度に縦に揺らされてしまいます。
運転が下手な人は、すぐ前しか見ていないのです。これはもちろん大事ですが、それよりも重要なのはもっと先の前方を見る事です。常に先を見ていれば信号や前の車(あるいはもっと前の車)のブレーキランプで減速しなければならないタイミングが予測が出来ます。
先を見ていれば早いタイミングでブレーキを踏むことが出来るので、軽く滑らかに減速出来る様になります。また止まる時も余裕があるので止まる直前になってブレーキを緩める事が出来るのでガクンとなりません。
ブレーキングが上手いというだけで隣に乗っている人はかなり安心していられます。
隣に乗ってて縦揺れ横揺れが激しい
運転が下手な人の隣に乗ると縦揺れと横揺れが激しい傾向があります。これは先に述べたブレーキングと繋がる部分があります。縦揺れは加速時や直線の走行でも起こります。直前しか見ていないので必要の無い所で加速したり、ブレーキングのタイミングも遅くなるので、速度のアップダウンが激しくなり隣に乗っていると前後に揺れてしまいます。
横揺れは主にカーブでなりますが、これも直前しか見てない為十分に減速していない状態で曲がっているので隣に乗っているとGがかかってしまいます。
上手い人なら常に先の前を見ている為、直線の場合は先の流れが読めているので無駄な加速や減速をせずに速度維持出来ます。カーブの時も早い段階から減速してから曲がるのでそれ程Gがかからなくなります。
縦揺れ横揺れが激しいと隣に乗っている人は不快感を感じます。
前の車との車間距離が常に短い
運転が下手な人は車間距離が常に短い傾向があります。車間距離が短いと良いことは一つもありません。
車間距離が短い事の危険性
⇒超能力者でもない限り前の車と同時にブレーキを踏む事など出来ません。ブレーキのタイミングが遅れるだけで追突してしまう可能性があります。
前の車の方がブレーキ性能が高い可能性がある
⇒仮に前の車とブレーキを同時に踏めたとしても、前の車の方が制動距離が短ければ追突してしまいます。
前の車により視界が塞がり状況が確認出来ない
⇒特に大型車が前の場合は車間距離を詰めるのは超危険です。信号が見えなくて赤信号の状態で走れば事故の危険性もありますし、前の前の車がブレーキをかけている場合は予測不能のブレーキになるので間に合わず追突する可能性があります。

狭い道、視界が悪い所でもスピードを出す
運転が下手な人は、スピードの緩急をつけられな傾向があります。スピードを落とさなければいけない所でも平気で飛ばします。
よくある例として住宅街の狭い道等でも平気で飛ばしたり、見通しの悪い交差点でも徐行もせずに通り過ぎたりします。前に誰もいなければ飛ばしていいという訳ではありません。家から突然子供が飛び出してくる可能性もありますし、死角から突然自転車が飛び出してくる可能性もあります。
隣で乗っている側からすると「誰も飛び出してこないで!」と思わず心の中で叫んでしまいます。この様に危険な場所でも何も考えずにスピードを出しているとすごくヒヤヒヤしてしまします。
運転が下手な人の特徴として「かもしれない運転」が出来ないのです。運転手が見えない所は当然相手にも見えていません。もし相手が止まらなくて、こちらも止まらなければ確実に事故になります。
運転が上手い人の場合だと見通しが悪ければ「見えない所から人が飛び出してくるかもしれない」と考えて、徐行または一時停止をします。仮に相手が飛び出してきたとしても事故になる事は避けられます。
車線変更の時に目視をしない
車線変更の時に目視をしないのはかなり危険です。
具体的な例を挙げると、片側3車線の一番右を走っている状態で真ん中車線に行く時に、一番左の車線を走っている車も真ん中車線に同時に入ってくる場合です。この場合はお互いミラーの死角なのでぶつかりそうになった場面を何回も見た事があります。目視をしない物同士が車線変更を行うとこういった事故の危険性があります。
またミラーの死角に二輪車がいる場合も割とあります。事故は見えない所から起こりやすいのです。だからこそ目視をしなければ危険なのです。
目視をしない運転手の隣に乗っていると思わずこちらが目視して安全確認をしてしまいます。
運転が下手な人の特徴のまとめ
・縦揺れ横揺れが激しい
・車間距離が短い
・「かもしれない運転」が出来ない
・死角を目視しない
コメント
あれもありますよ。
坂道の手前で予備加速せずにどんどん遅くなる人。オートクルーズでも使っているんでしょうかね。高速ではこれで渋滞や車間距離が一気に詰まって玉突き衝突の原因になっていますよね。
坂を登るんだから何をどうしたってアクセルを踏み込まないとどんどん失速するという感覚が分からない人は、速度が遅くなってきているとかそういうことがどうでも良い。または後の車の事まで考える余裕が運転スキルとして備わっていないのだと思いますね。
あと、左折時に煽りハンドルする人。「アンタはトラックドライバーなの?」というくらい右に(直進レーンにまではみ出して)左折する人が居ます。
そんなに巻き込みが怖いということは自分の車の左端(タイヤ)が道路のどの辺を通過しているか認識できない。内輪差というものを知らない。または過去に障害物を巻き込んでドアをボコボコにしたという人でしょうか。特に大きい車に乗っているのに下手な人は目立ちますね。
概ね、運転が上手い人は前の車との車間を取っていて前のドライバーに余計なプレッシャーを与えない。カーブでいちいち対向車線にはみ出さない。見通しの利かないカーブや角で対向車が来たらという前提で決してはみ出さない。見えていないものは居るものだと仮定してスピードを調整する。直線では概ねセンターラインと路側線の間を走っていてフラフラと蛇行しない。強風に煽られるような場所を熟知していて、通過直前から備えている。左折車が大型車で自分が直進なら並走は危険(リヤオーバーハング)。第一走行帯に居る時に右に大型車やトレーラーが並走して右折するのは危険(内輪差)などなど・・・
当然、トンネルの出入口がカーブの場所。ヒーティングの入っていない橋の上は路面凍結で滑りやすいなど、想定されるありとあらゆるリスクを見て、判断して、備えるという連想を常に行なって運転している。
業界では「かもしれない運転」とか、危険予知訓練とか、ヒヤリハット報告書とかで教育や共有をしているので、一般ドライバーよりは事故率が低いのですが、免許更新の一般講習でも教育して欲しい内容ですよね。自動車学校でも習うはずですが、免許取ったら頭から消える人が多いのも事実です。
あおもりくま様
運転の上手さはいかに急ブレーキや急ハンドルを減らせるか?だと思っています。その為には「かもしれない運転」で事前に減速したりして、かもしれないと思った事が本当に起こったとしても対応出来るかどうかだと思いますね!(^^)!