車の鍵（純正キー）を無くしてしまった場合はかなり困ります。しかもスペアキーも無い場合は自力ではもう車を動かす術がありません。
本記事では車の純正キーを無くしてしまった方の為に対処法についてまとめていきます。
スペアキーを持っていなくて純正キーを無くした方
つまり鍵を1個しか持っていない方が無くしてしまった場合の対処法についてです。純正キーを無くして困っている方は参考にして下さい。
スペアキーが無くて鍵（純正キー）を無くした場合の対処法
まず最初に重要な事として無くした鍵は警察や交番に遺失届を出しましょう。もしかしたら誰かが拾って戻ってくる可能性があります。
車のスペアキーが無い状態で元々持っていた純正キーを無くしてから戻ってこない場合は必ずキーを作らなければなりませんが、キーの作り方としてディーラーで作るか出張鍵屋で作るかの2択になります。
またホームセンターや実店舗の鍵屋は純正キーの実物がないとスペアキーを作る事が出来ない場合が多いので本記事で言う鍵屋は出張鍵屋の事を指します。
ディーラーと鍵屋を比べると以下の違いがあります。
| 作成期間 | 作成される鍵 | 価格 | |
| ディーラー | 1～3週間 | 純正キー | ・基本的には鍵屋より安い |
| 鍵屋 | 即日～3日 | スペアキー | ・基本的にはディーラーより高い |
【料金の目安】
| ディーラー | 鍵屋 | |
| メカニカルキー （イモビライザー無し） | 3,000～20,000円 | 10,000～50,000円 |
| イモビライザーキー | 20,000～50,000円 ※初期化する場合は10万円以上 | 30,000～60,000円 ※車種によって10万円以上かかる場合も有り |
純正キー
⇒純正キーからスペアキーを作れる（ホームセンターや実店舗の鍵屋等）
スペアキー
⇒スペアキーからスペアキーは作れない
※品質が保証出来ないのでほとんどの店舗では断られる
ディーラーで作る方が純正キーなので後が楽ですが、作成期間がかなりかかるというのが最大のデメリットです。
状況によってどちらに頼むか選ぶ必要があります。（以下参照）
外出先で純正キーを無くした場合は？
- すぐにでも車を使用するなら鍵屋に依頼
- JAFや任意保険のロードサービスを利用して車を自宅にレッカー移動して対処法は後で考える
- ディーラーまでレッカー移動して鍵を作成 ※イモビライザーのユニットを交換する場合
車が家にある状態で純正キーを無くした場合は？
- すぐにでも車を使用するなら鍵屋に依頼
- １～3週間程車を動かす必要がないならディーラーで鍵を作成
- ディーラーまでレッカー移動して鍵を作成 ※イモビライザーのユニットを交換する場合
ポイントとしては車をしばらく使用しなくても大丈夫ならディーラーで作成し、車をすぐに使用しなければならない場合は鍵屋で作成となるでしょう。
鍵を作成する時の流れと料金の相場
鍵を作成する場合は車の所有者と依頼者が同じである事を確認する為に、必ず身分証明書の提示を求められます。
またディーラーと鍵屋では少し流れが違う部分もあるので個々について説明します。
ディーラーで鍵を作る場合
ディーラーで鍵を作る時のポイントは以下の通りです。
- 車を買った店舗、または同メーカーのディーラーに作成を依頼（車を買った店舗が一番望ましい）
- 身分証明書（運転免許証、マイナンバーカード等）を用意
- 車検証を用意
⇒車検証が車から出せない場合はその状況を伝える
鍵を作成する為に必要な情報
- キーナンバーを知らせる (新車購入時にキーと一緒に付いていたプレートまたは紙に書かれている)
- キーナンバーが分からなければディーラーに車を持ち込まなければならない場合がある
⇒レッカー移動しなければならない場合がある
特に車のドアを開けられない場合は車検証を出す事も難しいので車の情報を伝えられない場合は店舗側で調べてもらう形になるので時間がかかる事と余計に費用がかかる可能性がある事は覚悟しておきましょう。
また他にも準備する物がある可能性もある（依頼者と車の使用車、所有者が異なる場合等）ので準備する物は事前に確認しておきましょう。
鍵屋で鍵を作る場合
鍵屋で鍵を作る場合で重要な事は状況を車と鍵の情報をよく伝える事です。
申込時に伝えるべき内容
- キーの種類（タイプ） ※キーの種類については後述します
- 車の情報（車種、年式等）
来てもらってから身分証明書や車検証の提示を求められますが、出せない場合も多いと思うので車の中にあるから出せない事を伝えて鍵が作成されてから出すという事を伝えましょう。
おすすめの鍵屋5選
おそらく本記事にたどり着いている方は鍵屋に依頼する方が多いと思うのでおすすめの鍵屋を5社紹介します。
- 何社も問い合わせ出来る様にする為
- 相見積がとれる様にする為
- キーの種類や車種によっては対応出来ない業者がある為（特にイモビライザーキーの場合）
- 鍵屋によっては対応地域が限られている場合がある為
本記事を読んでいる方が早く安く確実に解決出来る様に複数社紹介していきます。
カギ110番
- 全国対応
- 年中無休
- 電話対応は24時間OK
- 作業前に見積を提示
- 出張料・見積無料 ※来てからキャンセルした場合はキャンセル料がかかる場合がある
無料相談は↓
鍵の救急サポートセンター
- ほぼ全国対応
- 年中無休
- 電話対応は8:00～23:00まで
- 作業前に見積を提示
- 出張料・キャンセル料・見積無料 ※来てからキャンセルした場合はキャンセル料がかかる場合がある
無料相談は↓
鍵修理屋
- 全国対応
- 年中無休
- 電話対応は24時間OK
- 作業前に見積を提示
- 出張料・キャンセル料・見積無料
- クレジット払い可能
無料相談は↓
鍵猿
- ほぼ全国対応
- 年中無休
- 電話対応は8:00～23:00まで
- 作業前に見積を提示
- 出張料・キャンセル料・見積無料
- クレジット払い可能
無料相談は↓
鍵のトラブル救急車
- 全国対応
- 年中無休
- 電話対応は24時間OK
- 作業前に見積を提示
- コミコミ料金
- 見積無料
- クレジット払い可能
無料相談は↓
キーの種類について
特に鍵屋でキーを作る場合はキーの種類を確実に伝える必要があるので、キーの種類について説明します。
キーの種類は以下の4種類に分類されます。
- スマートキー
- イモビライザーキー
- リモコンキー
- メカニカルキー（物理キー）
鍵を作る上でディーラーか鍵屋のどちらで作るにせよイモビライザーキーなら厄介です。
※なぜ厄介なのかは後述します
イモビライザーシステムとは、キーと車のIDを一致させることで乗り逃げや盗難などを防止する機能です。この機能があるキーがイモビライザーキーです。
イモビライザーキーにはキーのプラスチックカバー内にICチップ（イモビチップ）が入っていて外観上では分からない場合もあります。
つまりキーにプラスチックカバーが付いていればイモビライザーキーの可能性がある訳です。
少し分かりづらいのでキーの各種類の特徴について画像を入れながら説明していきます。
スマートキー
- エンジンを始動する時車にキーを挿さないタイプ
⇒プッシュボタンまたはツイストノブでエンジンを始動 - ボタン操作または近づくだけでドアの施錠、解除が出来る
- スマートキーならほぼイモビライザーキー
イモビライザーキー
- エンジンを始動する時車にキーを挿すタイプ
- ボタン操作でドアの施錠、解除が出来るタイプが多い
- 内部にイモビチップが入っているプラスチックカバーが無いとエンジンを始動出来ない
⇒イモビチップが無いスペアキーだけ作ってもエンジンを始動出来ない - プラスチックカバーがあればイモビライザーキーの可能性があるので外観上では見分けが困難
リモコンキー
- エンジンを始動する時車にキーを挿すタイプ
- ボタン操作でドアの施錠、解除が出来る
- スペアキーを作ればエンジンを始動できる
- スペアキーは簡単に作れる
- 挿すタイプのイモビライザーキーと外観上での見分けが困難
メカニカルキー
- エンジンを始動する時車にキーを挿すタイプ
- ボタンが無いので挿さなければドアの施錠、解除も出来ない
- スペアキーを作ればエンジンを始動できる
- スペアキーは簡単に作れる
- 見分けは簡単
⇒ボタンが無ければメカニカルキー
イモビライザーキーについて
イモビライザーキーについて更に詳しく説明していきます。
イモビライザーキーの見分け方
イモビライザーキーは外観上では見分ける事は難しいですが、車からの見分け方としてスピードメーター付近の鍵マークのランプが表示されていたり、ガラスに鍵マークのステッカーが貼っていたりします。
車種によって全てのマークが共通している訳ではありませんが下画像の左側にある様なマークです。
画像引用元：イモビライザー複製ガイドPOP
これらの様なマークがあればイモビライザーキーですが作るにあたって厄介な部分があるので説明していきます。
ディーラーでイモビライザーキーを作成する場合
純正キーが無い状態でディーラーにイモビライザーキーの作成を依頼すると車をディーラーまで運ばなければならない場合もあります。
またイモビライザーのユニットその物を交換しなければならないケースもあります。ユニットを交換するとなると10万円以上はかかってしまいます。
なので事前に作成期間と料金は確認しておいた方がよいでしょう。
鍵屋でイモビライザーキーを作成する場合
鍵屋でイモビライザーキーを作る場合は車はどこにあっても来てくれます。
ただし、鍵屋によっては車種等によっては対応出来ない場合があるので問い合わせ時にキーの種類と車種の情報（年式等）を確実に伝えて対応が可能か否かを確認しましょう。
また問い合わせた鍵屋で対応出来ない場合は他の業者に問い合わせましょう。
再発防止の為に出来る事
本記事を読んでいる方はスペアキーが無くて純正キーを無くした場合の大変さはよく分かったと思います。
なので再発させたい為に何をすべきかまとめます。
キーは２つ以上持つ
スペアキー（サブキー）でも構いませんがキーは純正キーも含めて最低でも２つ以上は持っておきましょう。
キー無くした時に一番困るのは動かす事も開ける事も出来ない事です。スペアキーが1つでもあればスペアキーを取りに行けば解決出来るので今回の時程大変になりません。
落とし物対策をしておく
落とし物対策をしておく事も重要です。
- キーにナンバープレートキーホルダーを付けておく
⇒誰かが拾った時にスムーズにすぐに戻ってくる可能性が高くなる - キーに紛失防止トラッカーを付けておく
⇒持ち主から離れると知らせてくれる、探せる機能もある
落とした時に戻りやすくする事と無くさない様にする為の対策をしておく事が重要です。おすすめの商品を紹介します。
【ナンバープレートキーホルダー】
【高級感のあるナンバープレートキーホルダーなら↓】
【紛失防止トラッカー】
二度と大変な目にあわない為に対策しておきましょう！
