本記事ではガレージとカーポートのどっちにしようか迷っている方に対しての考え方についてまとめていきます。
ガレージとカーポートで迷う理由はおそらく以下の考えが複雑に絡み合っているからでしょう。
- 車の為にはガレージの方が良いと思っているけど高いからどうしよう？
- カーポートの方が安いけど車を守る事に対して意味があるか心配
- カーポートの耐久性が心配
本記事では上記の考えで悩んでいる方に向けた内容です。
そもそも予算をあまり気にせずに車を守る事を第一優先で考えてる方はガレージの一択になりますし、価格を優先して車を直射日光と雨や雪からある程度守れれば良いという程度の考えであればカーポートを選ぶ方が多いでしょう。
迷う理由としては予算の絡みとカーポートに対しての性能面を気にしている事が大きいと思います。
予算の絡みと手間から考えるとガレージとカーポートの向き不向きはこれから家を建てる場合と後付けするかで違ってきます。
- これから家を建てる方の場合はガレージの方が良い
- 後付けするならカーポートの方が良い
ガレージかカーポートのどちらかに迷っている方は上記の考え方で良いでしょう。
早い話、ガレージは後付けには向かないという事です。後付けのガレージはコスパも悪いですし手間もかかります。
またカーポートの場合は選び方と建てる場所を工夫する事によってデメリットを減らす事も出来ます。
- ガレージとカーポートの違い
- ガレージが後付けに向かない理由
- 新築住宅を建てる時にガレージのデメリットを減らせる理由
- カーポートのデメリットを改善する方法
ガレージとカーポートのどっちにしようか迷っている方は参考にして下さい。
ガレージとカーポートの違い
ガレージとカーポートの違いについて説明していきます。
ガレージとカーポートを簡単に比較すると以下の違いがあります。
| ガレージ | カーポート | ||
| 価格 | 高い | 安い | |
| 工期 | 長い | 短い | |
| 耐久性 | 強い | 弱い | |
| 土地効率 | 悪い | 良い | |
| 防犯性 | 良い | 悪い | |
| 車の出し入れ | しづらい | しやすい | |
| 建築許可 | いる | いらない | |
| 固定資産税 | かかる | かからない |
つまりガレージのメリットがカーポートのデメリットであり、ガレージのデメリットがカーポートのメリットである様な感じです。
どちらを選ぶにせよポイントとしてデメリットとされる部分をいかに減らせるかが重要になってきます。
ガレージとカーポートは作りの違いで分類されます。
ガレージ
ガレージとは？
⇒屋根が付いて3方向外壁に囲まれている車庫
ガレージの特徴
- 直射日光を避けやすい
- 防風、防雪にも適している
- シャッターを付ける事が多い
- 防犯性に優れている
- 家と一体型に出来る
- 広めに作れば物置としても使える
ガレージは車を守る事に特化していますが最大のデメリットは価格が高いという点でしょう。価格面に関しては、これから家を建てる方の場合はコスパ良く建てる事が出来ます。
※理由は後述します
カーポート
カーポートとは？
⇒柱と屋根で作られている車庫
カーポートの特徴
- 直射日光からある程度守れる
- 雨や雪からある程度守れる
- 防風には適してない（飛来物が車に当たる可能性がある、黄砂が車にかかる等）
- 家と一体型に出来ない
- 物置として適していない
ガレージは安く早く建てられる反面、車を守る事に対してはあまり適していません。ただし選ぶ物、建て方によってはデメリットとされている部分をある程度は改善出来ます。
※後述します
ガレージ、カーポートを後付けする場合の違い
先述しましたがガレージを立てる場合は既に家が建っている状態からでは不向きで、カーポートの方が向いています。
後付けの場合はガレージが向かない理由
- 土地を多く必要とする為建てられる場所が限られる場合がある
- 新たに建築許可申請が必要
- 固定資産税が余計にかかる
後付けの場合はカーポートの方が向いている理由
- あまり土地を必要としない為、建てる場所の融通が利く
- 建築許可申請が不要な場合が多い
- 固定資産税がかからない事が多い
カーポートの場合は基本的に基礎工事を必要としない為、建築許可申請を必要としなくて固定資産税もかからない為後付けには向いています。
ガレージを安く建てるなら新築住宅の方が向いている理由
これから新築住宅を建てる方ならガレージでもカーポートでも好きな方を選べば良いですが、特にガレージの方が良いと思っている方に対しては多くのメリットを得られます。
ガレージのデメリットである部分を減らす事が出来ます。
価格が高い
⇒ガレージを家の中に埋め込む事によって外壁、屋根、基礎を家と兼用に出来る為、その分余計なコストがかからない
工期が長い
⇒家の建築と同時進行なので工期を気にする事が無い
土地効率が悪い
⇒家と一体型にする事によって土地効率が良くなる
車の出し入れがしづらい
⇒設計から行うので、ガレージを広くしたり家を建てる場所を道路に近づける事によって出し入れを簡単に出来る
固定資産税は住宅とコミコミになりますし、建築許可申請も住宅と兼ねているのでガレージを建てる場合は新築住宅と一体化するとかなりのメリットを得られます。
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カーポートでより車を守れる様にする為には
ここまでを読んで頂いて後付けする場合はカーポートの方が良いと分かったと思いますが、カーポートの性能面を気にしている方もいるでしょう。
カーポートのデメリットを改善する方法を紹介します。
耐久性が弱い
⇒耐久力があるカーポートを選ぶ
日光を避けづらい
⇒日光を遮断できる屋根の物を選ぶ
⇒サイドパネルやシャッターを付ける
防風、防雨、防雪効果が弱い
⇒家の外壁の近くに建てる
⇒サイドパネルやシャッターを付ける
物置には不向き
⇒広めのカーポートを選んでサイドパネルやシャッターを付ける
カーポートには色々な種類があるので多少が値段が高くなりますがカーポートのデメリットとされている部分をある程度はカバーしている商品もたくさんあります。
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直射日光を避けるなら
カーポートの屋根は半透明のイメージがあると思いますが直射日光を避けれるタイプもあります。
直射日光を避けれるカーポートとして有名なのは今売れているLIXIL（リクシル）の「SCカーポート」という商品です。（下画像参照）
画像引用元：
エクスショップ
カーポートを囲うならサイドパネルを付ける
一般的なカーポートは側面に壁が無いので雨、風、雪が車に当たってしまう事がありますが、サイドパネル(側面パネル)というオプションも有り後付けも可能です。（下画像参照）
画像引用元：カーポート用 側面パネル－三共アルミ
耐久力が心配なら
カーポートは華奢なイメージがあると思いますが結構頑丈なタイプもあります。
LIXILの「カーポートST」の様に積雪が200cmまで耐える事を謳っている商品もあります。（下画像参照）
画像引用元：
防犯面で心配ならシャッターを付ける
カーポートだと防犯面で心配される方もいるでしょう。
カーポートにオプションとしてシャッターを付ける事も可能です。（下画像参照）
画像引用元：
まとめ
では最後にポイントをまとめます。
- ガレージならこれから家を建てる人の方が向いている
- 後付けならカーポートの方が手間がかからない
- カーポートでも選ぶ商品、設置場所を工夫すればデメリットをカバーできる
ガレージでもカーポートでもデメリットを減らして使い勝手を良くしましょう！
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