ドライブをするのが好きな方にとっては「自分の車で北海道に行ってみたい」という方もいるでしょう。
フェリーを利用すれば自分の車で北海道に行く事が可能ですが、注意点や知っておいた方がよい事がいくつかあります。
本記事ではフェリーを利用して車で本州から北海道に行く事についてまとめていきます。
特にフェーリーに乗る事、北海道に行く事が初めての方は参考にして下さい。
本州から北海道へ車で行く方法はフェリーのみ
本州から北海道へ車で行く方法はフェリーの一択になります。
しかしながら本州(青森)と北海道(函館)を繋ぐ青函トンネルがあるのでよく【Yahoo!知恵袋】や【教えて!goo】で「青森から北海道へ車で行けますか?」等の質問を見かけますが、青函トンネルは鉄道のトンネルであって一般の方が車で通る事が出来ません。
上の画像から分かると思いますが、北海道と本州を繋ぐ航路のあるフェリーターミナルは西側にしかありません。なので東側に行くとなるとかなり走りごたえがあるので車で北海道に行くなら西側だけにしておいた方が無難です。
先に重要な事を伝えますが、北海道はとても広く移動時間がかなりかかるので短期間で何ヵ所も行こうとする事は無理だと考えておいた方がよいです。
本州にあるフェリーターミナルを選んだら航路が決まっていて北海道にあるフェリーターミナルの選択肢はありません。例えば大洗からだと苫小牧にしか行けないので、あとは苫小牧に着いてから車で移動する形になります。
北海道は広いのでどこに行くのか先に決めておいて本州にあるどのフェリーターミナルから乗るのか決める形になります。
ではこれから航路を紹介します。
本州と北海道を繋ぐフェリー航路
航路 | 便数 | 所要時間 | 旅客運賃 | 乗用車運賃(1名) | 運航会社 |
大間~函館 | 2便(日) | 1時間30分 | 2,160円~ | 11,650円~(軽) 15,000円~(6m未満) | 津軽海峡フェリー |
青森~函館 | 16便(日) | 3時間40分 | 2,100円~ | 14,900円~(4m未満) 16,700円~(5m未満) | 青函フェリー 津軽海峡フェリー |
八戸~苫小牧 | 4便(日) | 7時間30分~ 8時間30分 | 5,600円~ | 21,000円~(4m未満) 27,000円~(5m未満) | シルバーフェリー |
秋田~苫小牧 | 6便(週) | 10時間30分 | 5,300円~ | 13,700円~(3m未満) 17,100円~(4m未満) 21,100円~(5m未満) | 新日本海フェリー |
仙台~苫小牧 | 1便(日) | 15時間20分 | 9,000円~ | 28,600円~(5m未満) +5,500円(1m増す毎) | 太平洋フェリー |
新潟~小樽 | 6便(週) | 16時間30分 | 7,500円~ | 19,400円~(3m未満) 21,700円~(4m未満) 24,500円~(5m未満) | 新日本海フェリー |
新潟~秋田~苫小牧 | 6便(週) | 18時間15分 | 7,500円~ | 19,400円~(3m未満) 21,700円~(4m未満) 24,500円~(5m未満) | 新日本海フェリー |
大洗~苫小牧 | 12~14便(週) | 17時間45分 | 9,800円~ | 29,700円~(5m未満) 35,000円~(6m未満) | 商船三井フェリー |
名古屋~苫小牧 (仙台経由) | 1便(2日) | 40時間 | 11,700円~ | 37,000円~(5m未満) +6,500円(1m増す毎) | 太平洋フェリー |
敦賀~苫小牧 | 1便(日) | 20時間35分 | 11,100円~ | 31,800円~(3m未満) 34,100円~(4m未満) 43,200円~(5m未満) | 新日本海フェリー |
敦賀~新潟~ 秋田~苫小牧 | 1便(週) | 31時間15分 | 11,100円~ | 31,800円~(3m未満) 34,100円~(4m未満) 43,200円~(5m未満) | 新日本海フェリー |
舞鶴~小樽 | 1便(日) | 20時間55分 | 11,100円~ | 31,800円~(3m未満) 34,100円~(4m未満) 43,200円~(5m未満) | 新日本海フェリー |
上の画像と表を見たら分かると思いますが、東北地方が一番北海道に行ける航路があります。なので東北地方からそれ程離れていない方なら東北地方にドライブしながら北海道に行くのもよいでしょう。
フェリーに乗るなら必ず予約を
フェリーの場合は便数が少ないので予約は必ずしておいた方がよいです。
各フェリー会社のホームページからでも予約出来ますが、総合旅行予約サイトskyticket(スカイチケット)を利用すると会員登録不要で手っ取り早く予約出来ます。
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フェリー内について
私が初めてフェリーに乗った時の感想として「とにかく長い」これに尽きます。ちなみに乗った事があるのは青森-函館間です。
他の航路と比べると所要時間は2番目に短い3時間40分ですが、これだけでもかなり長く感じます。と言うのもフェリーは携帯も繋がらなくなりますし、揺れますので今まで乗った乗り物とは違った感覚になり結構時間が長く感じます。
なので時間の潰し方は色々と考えておいた方がよいです。時間以外にも注意点をまとめていきます。
乗り物酔いしやすい方は↓
乗船手続きと車の乗り降りについて
車をフェリーに乗せる場合は出航時間よりもかなり早めに乗船手続きを済ませる必要があります。(目安として出航時間の60~90分前)
※フェリー会社や時期によって異なるので要確認
乗船手続きの時には車検証が必要になりますので忘れない様にしましょう。
乗船手続きの時にどこから車を入れるのか案内してくれるので案内された所で並んで係員の指示に従って車を入れましょう。
乗る時は結構時間がかかりますが、降りる時は到着時間の少し前にアナウンスが流れるので車に乗って待機して到着したらあとは特に止められる事が無い(下船の手続きは無い)ので割とスムーズに流れます。
なのでターミナルを出る時に迷うと思うので待機中にカーナビを設定しておいた方が無難です。
プライベートを保ちたいなら個室を
フェリーの場合、一番安い部屋を選ぶと雑魚寝になります。
画像引用元:いしかり|船舶紹介|太平洋フェリー
大きな部屋に靴を脱いで入って毛布や布団や枕があってあとは適当な所に寝るだけです。見ず知らずの人の隣で寝る事も十分にあり得ます。
※女性専用の部屋もあります
上の画像は太平洋フェリーですが、仕切りがあるのでまだ良い方です。津軽海峡フェリーや青函フェリーの場合は仕切りも無く毛布と枕があるだけです。
画像引用元:ブルードルフィン|船舶のご紹介|津軽海峡フェリー
もっとも青森-函館間は航海時間が短いというのもありますが。
なので雑魚寝が嫌なら個室にするべきです。個室はカプセルホテル風やビジネスホテル風の部屋の様な感じになります。
画像引用元:いしかり|船舶紹介|太平洋フェリー
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フェリー内は個室、立ち入り禁止以外は自由に動いてよし
特にフェリーに初めて乗る方ならフェリーの中を色々と見て回ると割と時間が潰せます。フェリーの中は個室と立ち入り禁止以外の所なら自由に動けるので船内を歩き回るとよいでしょう。
天気が良い日は外に出ても大丈夫な場合もあります。
また船舶の種類によってはゲームコーナーがあったりする場合もあります。
大きな部屋の場合はベタっと床に座る形になりますが、船内には所々座れる所があるので大きな部屋が苦手な方は船内にある椅子に寝る時以外は座っているとよいでしょう。
函館と札幌に行くとなると少し厄介
道内に入ってからマイカーで走りながら観光するルートの考え方についてまとめます。
北海道のフェリーターミナルがある小樽、苫小牧、函館は観光地としてもランキングの上位に入っているのでターミナル周辺は観光の行先として入れるとよいと思います。
また北海道に行くなら札幌市に行くという方も多いでしょう。小樽、札幌、苫小牧の周辺に行く位ならそれ程距離が離れていないので問題はありません。ただし「車で札幌と函館には絶対に行きたい」となると少し厄介です。
下の画像を見て下さい。
札幌から函館は高速道路が完全に繋がっていない上に結構離れています。
高速道路を利用しての移動時間は以下の通りです。
特に函館と札幌には絶対に行きたいとなると片道だけで4~5時間は大体かかるのでかなり移動時間を取られる事は頭に入れておいて下さい。
また函館の航路は大間か青森になるので注意が必要です。特に東北地方よりも南に住んでいる方の場合は函館ターミナルを利用するとなると本州ではかなりのロングドライブとなります。
函館ターミナルを利用せずに函館まで行ったらまた戻る形にはなりますが、小樽か苫小牧ターミナルを利用した方がよい場合もあります。
冬に行くなら万全の装備を
中にはスキー等の目的で冬に車で行きたいという方もいるでしょう。
北海道で冬に車を運転するなら最低限揃えておきたい物があります。
北海道ではチェーンを巻く人はほぼいませんが上の5つは必需品です。
※北海道にはチェーン規制が無いのでチェーンは必需品ではありません
北海道の道路は街中さえ走らなければ国道や道道は割と除雪が行われるのでスタッドレスタイヤさえ履いていれば走れますがアイスバーンは要注意です。
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またFRの車なら絶対に行かない方がよいです。欲を言えば4WDの方がよいですが、実際に道民の方でもFFの車で走っている方も結構いるくらいなので最低FFであればそれ程問題ありません。
まとめ
では最後にまとめます。
行先を決めてルートを決めてから行きと帰りのフェリーを予約しましょう!
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