タイヤにひび割れがあると気になってしまうという方は多いでしょう。
ひび割れには進行度合いがあってすぐに交換した方が良い場合としなくてもまだ大丈夫な場合があります。本記事ではタイヤのひび割れについてまとめていきます。
タイヤのひび割れの許容範囲を知りたい方、買い替えたタイヤがなるべくひび割れが起こらない様にしたい方は参考にして下さい。
タイヤのひび割れが原因でバーストする可能性がある
タイヤのひび割れは何が怖いかと言うとバーストする危険性があるという点です。
バーストとはタイヤが破裂する事です。(下画像参照)
基本的には走行中にバーストする事が多く特に前タイヤがバーストしてしまうとコントロールが利きづらくなりガードレール等に衝突してしまったり、反対車線にはみ出して対向車線の車と衝突する等と二次災害が発生する可能性が高くなってしまいます。
運良く事故に至らなかったとしてもホイールは変形してしまいますし、ボディーが地面に着いてあらゆる所が破損してしまう可能性があります。
タイヤがバーストした時点で車全体に相当なダメージを受けるので修理代等がかなり高くつくのでバーストは絶対に起こらない様にしたいところです。
ただタイヤの劣化によるバーストはタイヤのひび割れを定期的にチェックする事で未然に防げます。
タイヤのひび割れの許容範囲について
タイヤのひび割れの危険度は「一般社団法人 日本自動車タイヤ協会」が過去に出した安全ニュースによると以下の様に危険度を小中大で分類しています。
タイヤのひび割れで特に注目すべき部分はトレッド部(接地面)よりもサイドウォール部(側面)です。何故かと言うとサイドウォール部はトレッド部よりも薄いのでタイヤの弱い部分でもあるからです。
ポイントとしてカーカスという帯まで達しているとかなり危険な状態です。(以下参照)
これからもう少し分かりやすい画像で危険度を小中大に分けて説明していきます。
危険度小
危険度小は表面のみの小さなひび割れです。(下画像参照)
この位のひび割れはすぐにバーストする心配はありませんが、一番怖いのが大丈夫だと安心してタイヤにひびが入っていた事を忘れてしまってひびが進行しているのにも関わらず放置してしまう事です。
危険度小の状態でも最低でも2~3月に1回はチェックして進行の度合いを確認しましょう。
危険度中
危険度中は目視でもハッキリと確認出来てある程度切れ目が入った状態です。(下画像参照)
サイドウォール部の厚さは5ミリ位なので具体的に言うとひび割れの深さが1~2ミリ位までが許容範囲とされています。
この位のひびだと通常の走行をする時はあまり問題ありませんが、タイヤに強い衝撃が与えられたり重い物を積んだ状態で高速走行するとバーストする可能性もあります。
特に5年以上経っているタイヤなら仮に溝がまだあるとしても買い替えた方がよいでしょう。
危険度大
危険度大はびびがぱっくりと入っている状態です。(下画像参照)
この状態ならいつバーストしても不思議ではありません。
バーストしてからでは遅いのですぐに交換する事をおすすめします。
タイヤ代を安く済ませるならネット通販のタイヤ専門店がおすすめ
タイヤにひびが入った状態だと分かっているにも関わらずタイヤ代が高いから購入をためらっているという方も多い筈です。
タイヤ代を安く済ませるならネット通販で買うと結構安く買えます。
しかしながら「タイヤを通販で買うと面倒くさそう」と思う方もいるかもしれませんがそんな事はありません。
タイヤは実店舗よりもネット通販の方がずっと簡単で以下のメリットがあります。
実店舗で買うよりもよっぽど合理的で経済的です。ネット通販のタイヤ専門店は色々ありますが特におすすめの通販サイトは下の2店舗です。
タイヤのひび割れを抑える為には
タイヤにひびが入るにはいくつか原因があります。せっかくタイヤを履き替えても前と同じような扱いをすればまたひびが入る可能性があるので、これからタイヤのひび割れを抑える方法について説明していきます。
定期的にエアーチェックする
タイヤの空気圧が適正でないとタイヤに余計な負荷がかかってひび割れの原因になります。また溝が片摩耗したりグリップ力が低下したりと良い事は一つもありません。
なので月に1回程度はエアーチェックしましょう。
タイヤの適正空気圧の確認方法は、ほとんどの車には運転席側のドアを開けると内側にステッカーが貼ってあるので確認しましょう。(下画像参照)
定期的にエアーチェックする事はタイヤを長持ちさせるだけでなく安全に走行する為にも重要です。
タイヤを洗い過ぎない、油性ワックスを使わない
タイヤには油が含まれていますが、洗い過ぎると油分も落ちてしまう為ひび割れの原因になります。
ただ洗わな過ぎるのも劣化の原因となるので汚れが目立ってきてから洗う様にして、なるべく洗剤を使わずに水洗いでささっと洗う程度にした方が無難です。
また油性のタイヤワックスもひび割れの原因になります。タイヤワックスは水性の物を使用しましょう。
車に長期間重い物を積まない
タイヤには常に負荷がかかっていますが、重い物を積んだ状態が長いと更に負荷がかかってタイヤを劣化させる原因になります。
なので積む必要が無い物はなるべく積まずにして、積む必要性がある時のみ積むようにして少しでもタイヤに負荷がかからない様にしておきましょう。
定期的に車に乗る
タイヤには劣化防止剤が含まれていて走る事で遠心力によってタイヤ全体に浸透する様になっています。
なので車の乗らな過ぎはタイヤを劣化させる原因になるので普段車にあまり乗らない方は意識的になるべく車に乗る様にした方がよいです。
紫外線、雨をなるべく避ける
何もしなくてもタイヤのゴムを劣化させる原因として紫外線と酸性雨があります。なので直射日光と雨はなるべくならタイヤに当てない様にした方がよいです。
なので家で車を停める時はカーポートの様に屋根があった方がよいですが、家の事情により青空駐車にしている方は車カバーをしておくとタイヤだけでなく車全体を紫外線や酸性雨から守る事が出来ます。
また夏タイヤ(ノーマルタイヤ)と冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)を履き替える地域に住んでいる方はタイヤの保管方法に気を配る必要があります。
まとめ
では最後にポイントをまとめます。
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