「車は現金で買うな」と「車はローンで買うな」はどっちが正しい?

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よく「車は現金で買うな」と言う人と「車はローンで買うな」と言う人がいますが実際のところはどっちが正しいのでしょうか?

車を買う

結論を先に言いますと損か得の話で言えば現金一括購入が一番安く買えます。ただし車を購入するだけの現金を持っていてかつある程度は貯蓄に余裕がある人の前提の話です。

例えば現金で購入する方が得だからといって現金が貯まるまで車を購入しないのは逆に損する場合もあり得ます。この様な場合はマイカーローンを組んで購入した方が得する場合があります。

本記事では車を購入する時になるべく損をしない為の考え方や方法をまとめていきます。

おそらく本記事にたどり着いた方はネット上にあるカーリースや残価設定型ローンの記事を読んでいる方も多いでしょう。

結果としてカーリースと残価設定型ローンは損か得かで言えば損する部類に入ります。車の購入にあたってなるべくなら損したくないという方は参考にして下さい。

「車はローンで買うな」と言われる理由

「車はローンで買うな」と言われる理由は金利がかかるから現金よりも支払いが多くなる点です。

またローンと言っても車を購入する場合は販売店が取り扱うディーラーローンと金融機関系のマイカーローンがありますが、利用してはいけないのはディーラーローンでマイカーローンはむしろ審査が通る方であれば利用しても問題ありません。

つまり「車はローンで買うな」ではなく「車はディーラーローンで買うな」「車は残価設定型ローンで買うな」と言った方がしっくりきます。

各ローンの違いについてこれから説明していきます。

お金を貯めて現金で買うよりはマイカーローンの方が得?

車を新車で何回か購入した事がある方なら既にお気づきかもしれませんが車はインフレ傾向があります。

モデルチェンジを行う度にあらゆる機能が標準化されて、マイナーチェンジであっても同じグレードの車が数万円から十万円以上値上がりする事が決して珍しくありません。

値上げ

つまりインフレ率がマイカーローンの金利を上回る事はかなりあります。なので欲しいと思っている車を現金では買えない方の場合は、お金を貯めてから現金一括購入するよりも、低金利のマイカーローンで買った方が得な場合が多いという事になります。

実際に新車価格は10年で10~25%程上がっています。(以下参照)

5車種の新車価格は10年前と比べ10~25%のアップ!

最近、クルマの価格が高くなったという声を聞くことが多い。はたしてクルマの価格は本当に高くなっているのか?

そこで10年前(2009年)と2019年の価格を売れ筋車種の新車価格を比べると、以下のようになった。
※2009年の消費税率は5%、2019年7月時点の消費税率は8%

■軽自動車:2009年/2019年 スズキワゴンR・FX

2009年:104万4750円/2019年:117万7200円 ★価格上昇率:13%

■軽自動車:2009年/2019年 ダイハツタントX

2009年:121万8000円/2019年:146万3400円 ★価格上昇率:20%

■コンパクトカー:2009年ホンダフィット13L/2019年ホンダフィット13G・Lホンダセンシング

2009年:134万4000円/2019年:165万3480円 ★価格上昇率:23%

■ミニバン:2009年/2019年日産セレナS

2009年:216万3000円/2019年:244万800円 ★価格上昇率:13%

■SUV:2009年/2019年 日産エクストレイル4WD・20S

2009年:222万7050円/2019年:243万7560円 ★価格上昇率:9%

■セダン:2009年トヨタクラウン3.0ロイヤルサルーン/2019年トヨタクラウン2.0S・Cパッケージ

2009年:458万円/2019年:494万1000円 ★価格上昇率:8%

引用元:【装備や性能をガチ比較】10年前と比べて新車価格は高くなった? 割安になった??

もちろん全ての車が同じ位値上がりしている訳ではないので、お金を貯めてから現金一括購入した方が安くなる場合もあり得ますが消費税率が上がる事も考えられますし、車の場合はマイカーローンの審査が通るなら無理に現金一括購入にこだわる必要が無いという事だけは頭に入れておいた方がよいでしょう。

特に買い替える場合は、車の維持費として車検代や自動車税、タイヤ代等もあるので無理にお金を貯めるよりも低金利のマイカーローンを組んで買い替えた方がよい場合もあります。

マイカーローンは他のローンと比べると金利がかなり優遇されているので審査が通る方ならむしろ利用すべきです。

一度の登録で自分に合ったマイカーローンを探すなら↓
車を買い買えるタイミングについて迷っている方は下の記事をお読み下さい。
車を高く売りたいけどたくさん業者があってどの業者を選んだらよいのか迷っている方は下の記事をお読み下さい。

ローンを組むならマイカーローン(金融機関系)にするべき

ローンを組むならマイカーローン(金融機関系)にした方が金利が安くすみます。

ディーラーローン(ディーラーと提携している信販会社やクレジットカード会社等のローン)と比較すると以下の様な違いがあります。

 マイカーローンディーラーローン
金利1.5~4%位4~8%位
所有者契約者ディーラーまたローン会社
※完済すると変更可
審査の通りやすさ
購入時の手軽さ

マイカーローンの方が審査が厳しく、少し手間がかかる点がありますが、仮に300万円の借り入れを5年間で行った場合、マイカーローンの金利が3%、ディーラーローンの金利が7%とした場合は利息支払額がマイカーローンの方が約33万円も安く済みます。

なので車をローンで購入するならマイカーローンをおすすめします。

また頭金を入れる事によって金利負担を下げる事が可能ですが、マイカーローンの種類によっては頭金無しのフルローンを組める所もあります。

どのマイカーローンを選んだらよいのか分からない方はクラウドローンというサイトに登録すれば複数の金融機関から直接オファーが来る様になります。

クラウドローンの特徴
  • 登録すれば審査が通った金融機関から直接オファーが来る
  • 一度の登録で複数の金融機関を比較出来る ※自分から何件も審査する必要無し
  • ネット上で契約を完結出来るのでスムーズに行える ※窓口まで行く必要無し

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クラウドローン

クラウドローンについて詳しく知りたい方は下の記事をお読み下さい。
車が高くて購入する事に躊躇している方は下の記事をお読み下さい。

「車は現金で買うな」という風潮からのセールストークには要注意

「車は現金で買うな」という風潮から近年では残価設定型ローンやカーリースを利用する人が増えています。

残価設定型ローンとカーリースはメリット、デメリットを理解しながら利用する方を否定するつもりはありません。

一番問題だと思うのがデメリットや割高になる事を知らずに周りの風潮や営業マンのセールストークに流されて利用する方があまりにも多い事です。

車の商談

残価設定型ローンあるいはカーリースを利用して後悔する人の例
  • 「車は現金で買うな」という風潮があるから
  • 営業マンに勧められて良さそうだと思ったから
  • 知人が残価設定型ローンあるいはカーリースを利用しているから

実際に最近だと残価設定型ローンを利用する人が増えています。

最近は安全装備や運転支援機能の充実によってクルマの価格が高まったが、平均所得は、もっとも多かった1990年代の後半に比べると減っている。

クルマの値上げと所得の減少に向けた対策として、残価設定ローンが宣伝されている。販売店では「今はローンを使うお客様の大半が残価設定を選ぶ。現金購入と残価設定ローンの割合は、各50%程度だが、車種によっては残価設定のお客様が上まわる」という。

引用元:値段の高いヤリスクロスが安いヤリスよりも安く乗れる! いまクルマ選びは残価設定ローンによる逆転現象が最注目だった

酷いディーラーの場合はお客さんが「現金で購入したい」と言っているのにも関わらず、残価設定型ローンを勧める営業マンもいると知人から聞いた事があります。

何故かと言うと販売店側にとっては残価設定型ローンの方が儲かる上、都合が良いからです。

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残価設定型ローンの落とし穴

残価設定型ローンは3年か5年で組む事が多く、買い替えを前提とした車の購入方法ですが実質は借りている様なものです。

残価設定型ローンの落とし穴
  1. 月々の支払い額が安く済む
    ⇒実際には高い金利を払っている
  2. 契約満期に残価を払って買い取るか、ローンを組みなおすか、買い替えか、返却を選択
    ⇒多くの人は車検代や残価を支払う事を嫌い買い替えを選ぶ
  3. また残価設定型ローンを組む
    ⇒無限ループに陥る
残価設定型ローンについて詳しく知りたい方は下の記事をお読み下さい。

カーリースの落とし穴

カーリースも残価設定型ローンと同様に割高になります。ただし法人の場合や個人事業主として利用する場合はリース代として全額経費に充てられるのでメリットもあります。

個人でカーリースを利用する場合はメリットよりもデメリットの方が多いと言えます。

カーリースの落とし穴
  1. 諸費用や税金等がコミコミで月々定額で済む
    ⇒実際には高い手数料を払っている
  2. 契約満期に車両代を払って買い取るか(買取不可の所も有り)、同じ車両で再契約するか、乗り換えか、返却を選択
    ⇒多くの人は乗り換えを選ぶ
  3. 乗り換えで新規契約
    ⇒無限ループに陥る
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カーリースのメリット、デメリットを詳しく知りたい方は下の記事をお読み下さい。

残価設定型ローンとカーリースのデメリット

残価設定型ローンもカーリースも乗り換えるという前提ならよく出来た仕組みですが、乗る側にとってはかなりデメリットがある事だけは頭に入れておきましょう。

残価設定型ローンとカーリースのデメリット
  • 距離制限がある
  • 自由にカスタム出来ない
  • ぶつけた場合は直して返却しなければならない

簡単にまとめると契約者には車を大事に乗ってもらって、販売者側にとっては良質な中古車を入手できる様になる訳です。

つまり販売者側にとってはかなり都合が良い仕組みでもあります。その上支払額は割高になるので、もし残価設定型ローンやカーリースにするのならデメリットを十分理解した上で契約しましょう。

「車は現金で買うな」と言われる理由

では「車は現金で買うな」と言われる理由についてまとめていきます。

大きく分けると以下の3つになります。

「車は現金で買うな」と言われる理由
  1. 車はインフレ傾向だから
  2. 何かあった時の為にお金は残しておいた方がいいから
  3. 手元に資金を残して投資をした方がよいから

1は本記事でお伝えした通りで、2についても車を現金一括購入すると貯蓄が全て無くなる位ならマイカーローンを組んで手元にある程度は残しておいた方がよいです。

問題は3ですが、これを鵜呑みにすると身を滅ぼす危険性があるので特に注意しましょう。投資は当然リスクがあるので車をローン(借金)で購入しながら更にリスクのある事にお金を充てるのは賢い選択だとは思えません。

特に投資初心者の方なら尚更の事です。投資そのものは否定しませんが、投資を行う為に金利まで払って投資資金を確保する事はおすすめしません。

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まとめ

では最後にまとめます。

車を安く購入出来る手段は
  • 貯蓄に余裕がある方なら現金一括購入
  • 貯蓄があまりない方は無理のない範囲で頭金を入れてマイカーローンで購入
  • 貯蓄が無い方でもお金を貯めてから買うよりはマイカーローンで購入した方が安くすむ場合もある

残価設定型ローンとカーリースは月々の支払額が安くなる半面、結果的には割高になるので要注意です。

「車は現金で買うな」という風潮から行うと失敗しやすい例
  • 残価設定型ローン
  • カーリース
  • 投資(特に初心者)

「車は現金で買うな」と「車はローンで買うな」の意味をしっかりと理解して間違った方向性に進まない様にしましょう!

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この記事を書いた人

・2020年9月にエブリイ(DA17V)を購入
・2011年からタブレットを使用
・スマホよりもタブレット派
・ゴールド免許維持中
・北海道に居住歴有り
・建築業の勤務経験有り
・保有資格:一級建築板金技能士
・ガソリンスタンドの勤務経験有り
・不動産会社の勤務経験有り

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コメント

  1. あおもりくま より:

    あと、こんな時代ですからね。自分はまだ定職に就いてますので社則や法令違反をしなければクビになることは無い所に勤務していますが、ローンが支払えなくなった人の場合はどうなるのでしょうか。
    仕事も失ってローンも払えない。車も手放すとなると田舎じゃ真冬に自転車通勤という訳にはいかないでしょうし、そもそも公共交通機関が少ない。全く無い。本数が日に4本ともなると再就職にも苦労するかも知れません。
    自分も、一応はそうそう潰れるところに努めていないとはいえ、人員整理ともなれば手元に車を残さないと不安がありますね。
    利子を払う金が勿体ないというのが大前提ではありますが、携帯電話のように一括より分割が断然お得みたいなプランは車の購入には無いので、大きな買い物は現金一括払いが前提という人も居ます。

    • とも より:

      あおもりくま様

      まあ理想は現金一括で身の丈に合った車を選ぶ事が一番だと思います!(^^)!

      残価設定ローンだけは絶対にやめた方がいいと思っています!

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