本記事では高齢者(シニア)の方に対して、おすすめの車種と車選びのポイントについてまとめていきます。
- 数年後に免許を返納する予定だけど最後に乗る車選びに迷っている方
- 安全に簡単に楽に車を運転したい方
- 高齢者の親から車選びを相談された方
安全に車を運転したい方は参考にして下さい。
高齢者(シニア)の方に適した車選びのポイント
高齢者(シニア)の方に適した車として、結論を先に言いますと軽自動車かコンパクトカーのスライドドアの車を選ぶ事をおすすめします。
以下の様な特徴が全て揃っています。
- 座席が高めで死角が少ない上、乗り降りしやすい
- 後ろが短いので後部の死角が少ない
- 小回りが利く
- 後部座席(スライドドア側)に荷物を置くと駐車場等で出し入れが楽
また、これからより安全に簡単に楽に運転する為の車選びのポイントをまとめていきます。
事故率が低いカラーを選ぶ
事故率を減らす為には車のカラーも重要なポイントとなります。
最も事故率が低いとされている色はシルバーです。
シルバーは好き嫌いさえなければいいとこどりの色と言えます。
- 事故率が一番低い
- 汚れやキズが目立たない
- 定番色の為リセールバリューが高い
事故率が低いカラーのランキングとして、こちらの記事「クルマのボディカラーは派手なほうが安全なのか?」を参考にした結果以下の通りになります。
1位 | シルバー | 0.4 |
2位 | グレー | 0.6 |
3位 | 赤 | 0.7 |
4位 | 黄色 | 0.8 |
5位 | 青 | 0.9 |
6位 | 白 | 1.0 |
7位 | 緑 | 1.8 |
8位 | 黒 | 2.0 |
9位 | 茶色 | 2.1 |
白を基準の1.0としていて白はランキング上では6位となっていますが、決して事故率は悪くありません。他の人気色(定番色)である黒と比べると黒の方が2倍事故率が高くなっています。
なので事故率の低さ、リセールバリューの高さ、キズの目立ちづらさを総合的に見ると、おすすめの色はシルバー系、グレー系、白系です。
特に夜になると暗い色は目立たなくなるので、シルバー系や白系の様に光に反射しやすい色の方が他の車や歩行者からも認知されやすいので安全だと言えます。
安全装備(サポカーS)が搭載
安全装備としてはサポカーSワイドがおすすめです。
サポカーとは高齢運転者の交通事故防止対策の一環として、衝突被害軽減ブレーキ等の先進安全技術でドライバーの安全運転を支援してくれる車で正式名称は「セーフティ・サポートカー」です。
サポカーの中にサポカーSがあり3つのレベルで分類されていて以下の様な違いがあります。
サポカー | ・衝突軽減ブレーキ搭載車 |
サポカーS ベーシック | ・低速衝突被害軽減ブレーキ(対車両) ・ペダル踏み間違い時加速抑制装置 |
サポカーS ベーシック+ | ・衝突軽減ブレーキ搭載車(対車両) ・ペダル踏み間違い時加速抑制装置 |
サポカーS ワイド | ・衝突軽減ブレーキ搭載車(対歩行者) ・ペダル踏み間違い時加速抑制装置 ・車線逸脱警報 ・先進ライト |
近年では高齢者の事故がよくニュースで取り上げられていて社会問題となりつつあります。
安全装備が搭載されているからといってもちろん100%事故を防げる訳ではありませんが被害を抑えたり、本来であれば事故に遭っていた場面を未然に防げる場合もあり得るので、安全装備が搭載(特にサポカーSワイド)された車を選ぶ事をおすすめします。
乗り降りしやすく死角が少ない
スポーツカーの様に座席が低い位置にあると乗るのも大変ですが特に降りる時が大変です。
なのでトールワゴンの様に座席が高い位置にあった方が乗り降りしやすい上に視界が見渡す形になるので死角が少なくなり運転しやすくなるので座席が高めの車を選んだ方が無難です。
また同乗者にとっても乗り降りしやすいので高齢者の家族や友人や知人を乗せる時にも喜ばれるでしょう。
小回りが利く
小回りが利いた方が狭い駐車場や路地に入った時に切り返しの回数が減るのでその分ぶつける確率を大幅に減らす事が出来ます。
特に切り返す場面に後続車がいるとプレッシャー感じて不注意になりがちです。出来れば切り返す必要が無い、あるいは切り返す回数を最小限に抑えられる車の方がより安心して安全に運転出来る様になるでしょう。
運転のしやすい車の目安として全長が4m以下、最小回転半径が5m以下の車を選ぶ事をおすすめします。
【2023年】高齢者におすすめの新車
スライドドアのコンパクトカーか軽自動車を選べば高齢者にとって良い条件が全て揃っていると言っても過言ではありません。
これから2023年に購入出来る高齢者におすすめの車を紹介します。
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スライドドアのコンパクトカー
普通車にはスライドドアの車はかなりありますが、本記事では小回りが利く点に重視したスライドドアのコンパクトカーを紹介します。
トール(ダイハツ)、ルーミー(トヨタ)、ジャスティ(スバル)
ダイハツのトールがOEMとして、トヨタからはルーミー、スバルからはジャスティが販売されています。
画像引用元:トール|ダイハツ
全長 | 3,700mm/3,705mm |
全幅 | 1,670mm |
全高 | 1,735mm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF/4WD |
最小回転半径 | 4.6m/4.7m |
価格(税込) | 1,566,500円~ |
ソリオ(スズキ)、デリカD:2(三菱)
スズキのソリオがOEMとして、三菱からデリカD:2が販売されています。
画像引用元:ソリオ|スズキ
全長 | 3,790mm |
全幅 | 1,645mm |
全高 | 1,745mm |
トランスミッション | 5AGS/CVT |
駆動方式 | FF/4WD |
最小回転半径 | 4.8m |
価格(税込) | 1,581,800円〜 |
スライドドアの軽自動車
スライドドアの軽自動車はまだまだたくさんありますが、本記事では4車種だけまとめます。
N-BOX(ホンダ)
画像引用元:N-BOX|ホンダ
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,790mm/1,815mm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF/4WD |
最小回転半径 | 4.5m/4.7m |
価格(税込) | 1,448,700円〜 |
ルークス(日産)
画像引用元:ルークス|日産
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,745mm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF/4WD |
最小回転半径 | 4.5m |
価格(税込) | 1,463,000円〜 |
スペーシア(スズキ)
画像引用元:スペーシア|スズキ
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,785mm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF/4WD |
最小回転半径 | 4.4m |
価格(税込) | 1,312,300円〜 |
タント(ダイハツ)
画像引用元:タント|ダイハツ
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,755mm/1,775mm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF/4WD |
最小回転半径 | 4.4m/4.7m |
価格(税込) | 1,312,300円〜 |
デリカミニ(三菱自動車)
※2023年5月発売予定。2023年1月13日から予約注文受け付け開始。
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,830mm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF/4WD |
最小回転半径 | 不明 |
価格(税込) | 1,804,000円〜 |
車の入手方法について
高齢者の方の場合は乗る年数が少ない方もいるので、車の入手方法についても考える必要があります。
結論としてまだ7年以上乗る予定でいるのであれば購入でも問題ありませんが、5年以下ならカーリース(サブスク)を利用して借りる形で乗った方がメリットを得られる場合があります。
購入する方で気になる車種が異なるメーカーの場合はネット見積を利用すると便利です。
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- 買っている訳ではないので運転をやめようと思った時にきっぱりと手放せる
- 短期だと利用する分だけの料金を支払うので購入よりも料金を抑えられる
- 車検や自動車保険のコミコミプランを選ぶと定額なのでお金の管理をしやすい
- 借り物なので緊張感をもって運転する為事故率が減る可能性がある
※カーリースは会社によっては75歳までの年齢制限がある所が多いですが、上記のカーリースは年齢制限が緩めで高齢者でも利用しやすくなっています。
まとめ
では最後にポイントをまとめます。
- 座席が高め
- 小回りが利く
- サポカーSワイドが搭載
- 色は、シルバー系、白系、グレー系
- 乗る期間が短いならカーリースもアリ
軽自動車かコンパクトカーのスライドドアの車が特におすすめです。
安全に簡単に楽に乗れる車を選びましょう!
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